九皇大帝を迎える。オリジナルといわれる儀式は…@カトゥ

13日、深夜。いよいよベジタリアン・フェスティバルが始まった。昨年はタウンのバーンニャオで道教で最高位とされる玉皇大帝お迎えの儀式と祭りの主神、九皇大帝お迎えの儀式を見た。それは私にとって、とても神々しく、強烈な印象を強く抱かせたために、今年も多大な期待を持って祭りを迎えた。

今回はわが町カトゥのサンジャオ(中国寺)に。カトゥはプーケットのサンジャオの中でも一番古い歴史をもち、タウンのチュイトゥイが圧倒的な信者数とコマーシャリズムにのった感がある中で、オリジナルな祭りを継承する寺といわれている。

竿が高らかに立つ

12日の夕方、玉皇大帝をお迎えするための竿が立てられる。空高くそびえる竿の先にランタンを吊り下げ、そこに降りてきていただく。その際にそばに作られた祭壇でお経が唱えられ、信者たちも座って、それに準じる。途中でムーンストーンと呼ばれる占いに使う石を2つ投げて、神様が降りてきたかを尋ねる。イエスがでると、黒い旗に隠されるように、玉皇大帝が神社内の玉皇大帝用の祭壇に運ばれる。あっさりと式は進んだ。

お経がしばらく唱えられ、式は終了。外は大雨になった。1時間ぐらいしただろうか。たぶん、1時近かった。一人のマーソンに神様が降り、玉皇大帝の祭壇前で小刻みに揺れていた。信者たちはしきりに携帯でマーソンを写真撮影。そばに座っていた、お祭り信仰係の人も、にわかにシャツを脱ぎ、よく心得ているという風にマーソンに変貌。そして、一団はまた外の祭壇に向かって行った。あまりの大雨のため、テントがおかれ、なんか必死に濡れまいという感じでテントにぎゅう詰め。あ~何気に覚えていないが、あっさりと九皇大帝も降りてきた。降りてくると、神社内の九皇室大帝の部屋の前でまた信者ともども、祈りが捧げられた。

お迎えした九皇大帝に祈りを捧げる

昨年とはあまりに違う、淡々とした、シンプルな儀式にちょっと力が抜けた。友達は『これが本当だろう』と納得している様子。バンニャオは九皇大帝お迎えはサパンヒンに行く。九皇大帝は海からやってくると信じられているからだ。その際にはお神輿を担いで、爆竹で真っ赤に燃える門をくぐっていく。

カトゥも昔はサパンヒンと川で繋がっていたのだそうだ。しかし、土地は開発され、川の姿はない。かつてはサパンヒンまでお迎えに行っていたそうだが、距離的にも遠いため、いまは行かなくなったという。

マーソンが持つムチのようなものの頭にはコブラがついていた。目隠しされた像はこれから魂をいれる

なんでもオリジナルというのは、いたってシンプルなものかもしれない。と、スタートと同時にこんなはずではなかった感いっぱいの気分。しかし、こんなに遅い時間にお迎えの儀式をしていたのは、昔ながらなのかもとも。同じ祭りでも、サンジャオによって、やり方が違う。まだ先は長い!神秘を求めて祭りレポートやっていきます!

最長老のマーソン