Por Tor Kong

あの世に鬼を連れ帰るポートーコンという神様

Phuket Por Tor festival
様々な供物が並ぶ@Por Tor Kong Shrine

今回はこのポートーまつりの主人公ともいうべきポートーコン(Por Tor Kong)という神様はどんな役割を果たしているのかを紹介します。

【祭りの終わりに紙で作ったポートーコンは燃やされて死者の霊を連れ帰る】

Phuket Por Tor Kong Shrine
こちらが紙で作られたポートーコン神様。


ポートーコンは漢字で大士爺(または普渡公)と書きます。大士爺は、悪いことをする好兄弟という鬼の頭領でした。手下を引き連れ悪事をし、この世に不安をもたらしていました。

しかし、その後、観音菩薩に降伏してからは、悪事をやめ正しいことをするようになります。

大士爺の頭の上に観音菩薩が立つようになり、お盆(普渡)の期間中、死者の霊を管理するように大士爺に祈願するようになりました。

お盆(普渡)の祭礼が終わると、紙で作った大士爺の神像を他の紙とともに燃やします。これによって死者の霊(悪さをする鬼)をあの世に連れて行き、この世にに平和が戻ってくるとされました。

【お盆、中元普渡とは何でしょう?】

元々は、中元節は中国の道教信者たちが祖先を祭祀する日でした。
旧暦7月15日がその日で、三界公(天官・地官・水官)の中の地官の誕生を祝いました。

地官は人間の普業と悪行を考察するためこの世に来るとされ、一般には地官を祭祀する儀式と家庭で祖先を供養する日となりました。

つまり、普渡は本来は「鬼」を供養するという意味で、三界公とは無関係ですが、どちらも同じ日に行われるため両者を一本化したといわれています。

【赤いカメがお供えされるのは】

Por Tor フェスティバル@プーケット
亀が解体されるの図。このとき、この祭りに熱中しているJが撮った写真に不思議な光が差し込んだ!


本来は中国のお盆に発し、身寄りのない霊などが悪さをしないように町中にお供え物をする、というものですが、プーケットでは赤いカメのお菓子をお供えして【幸運や長寿を願う】という意味を込めたまつりになっています。

これは上記の説明にあるように【地官の誕生日のお祝い】を込めているのでしょうか?(勝手な考えです。)

プーケットには道教の中国寺(タイ名でサンチャオ)がなんと44寺あるのだそうです。各サンチャオではそれぞれ祀られる神様が違い、有名なキンジェーや次いでこのポートー祭り以外はひっそりと催されています。

そういう祭りのインフォメーションはほんとうに入手しにくい状況にあります。そして自分たちは今まで気にしていなかったけれど、プーケットはすごくユニークな土地柄なのかもしれない、と思い始めました。

祭り好きも相まって編集部はプーケットの祭りについて、もっとレポートしてみようと思い始めたわけです。

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