プーケットのポートーフェスティバル、編集部では勝手にお亀まつりと呼んでいますが、このポートーまつりで祀られる【ポートーコン】という神様が祀られている中国寺、通称ポートーコンに、今朝行ってみました。
まつりの初日とあって、カメはもちろんこと、豪華豚の丸焼き、ダッグやチキン、フルーツ、練り物、それからいろんな動物を象ったお供えものがずらっとすでに並んでいました。

バチあたりな発言ですが、この動物型のお供えものがけっこうキモかったりします。そしてこれまたよく作ってあるんです。なぜこんなキモ系も登場するかといえば、その昔は肉を切ることなく供えられたからとも。

この寺がある通りはタウンの路地で、下町情緒がある通り。古いもの好きな人は是非、この機会に行ってみてください。 寺までの道にはこのまつりのために【カメベーカリー】が並んでいます。カメと合わせて月餅をその場で作って販売している店もありました。ここで月餅好きなので1個50バーツのあずき入りを2個買いましたよ~!
中国系のお祭りに行くといつも感じるのですが、お祭り、古い街並み、おばあちゃんというのが付き物で、このおばあさんたちがいなくなっても、ちゃんと跡を付いでくれるひとがいるのかなあ?とちょっと心配になるほど高齢化している感じです。たぶん、このおばあちゃんたちは中国語もしゃべれると思います。
さてさて、この寺ではさすがに大きなカメがすでにお供えされていました。一番大きかったのは体長1メートル超え。1万5千バーツとありました。私たち編集部もかわいらしい100バーツのカメをお供えさせていただきました。

そして、お参りです。中国寺はお参りする順番が書いてありますので初めての人でもわかりやすいです。お線香は各神様に3本ずつ上げます。お参りが終わったところで吊るしてある鐘を鳴らしますよ!
このまつりの間は紙でつくられたポートーコン(神)が祀られています。最終日には日本でもお盆に送り火を焚くのと同じで、燃やされて、この世に降りてきていたハングリーゴースト(鬼や身寄りのない霊たち)を一緒に連れ帰るとされています。

紙製ということもありますが、威厳のない顔立ち!ここが日本の神社仏閣とは大きく違っています。 この寺では24日が最終日。それまでにもっともっとカメのお供えものも増え、夜は屋台や出店がでて、この路地は古い中国のどこかの町角のようになりますよ。